みんつまレポート
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キャベツの日PRイベント
@おもちゃ王国

2019.08.02





嬬恋産の採れたてキャベツを試食!

8月2日の「嬬恋高原キャベツの日」に村内で開催されたイベント。お好み焼き用に開発された嬬恋産キャベツ「なつおこ」を使用してつくるお好み焼きの試食会と、嬬恋産キャベツのコールスローサラダ試食会を実施。オタフクソース(株)やキューピー(株)といった企業と連携しながら、嬬恋村の旬のキャベツのおいしさをPRしました。

  • 【目的】嬬恋高原キャベツのPR、農家と消費者の交流

  • 【開催日時】2019年8⽉2⽇(金) 10:00~16:00 (第1回)

  • 【会場】軽井沢おもちゃ王国(園内 大迷宮アスレチック城前)

  • 【協賛】(株)増田採種場、オタフクソース(株)、キューピー(株)

[ イベントプログラム ]

コールスロー試食会

キユーピーコールスロードレッシングで、嬬恋高原キャベツをご試食いただけます。レモン、パインアップル果汁を使用したさわやかな味わい。

お好み焼き試食会

オタフクソースのキッチンカーがやってくる!“なつおこ”キャベツを使用した、ミニサイズのお好み焼きを、無料※でご試食いただけます。

キャベツ無料配布

嬬恋高原キャベツは今が旬!新鮮な嬬恋産キャベツを、200個限定で無料配布します。(JA嬬恋村協賛)

リーダーインタビュー

冬の運動会 嬬恋ダン!ダン!ダン!
リーダー:松本優人研究員
キャベツ農家

― なぜ、キャベツのPRイベントを企画したのですか?

もともと、夏にキャベツをPRするイベントをやりたいと思っていました。夏は、嬬恋高原キャベツの出荷シーズンですが、旬のキャベツを農家が直接消費者に提供することで、味の感想を生で聞いてみたいなと思ったんです。加えて、僕は「なつおこ」という「お好み焼き」に適した品種のキャベツを栽培していて、その種苗メーカーである増田採種場さんが独自にお好み焼きイベントを開催していると聞き、「嬬恋でも何か面白いキャベツのPRイベントができるんじゃないか」と思って。それで、キャベツーリズム研究会で発案しました。役場の方に協力をいただきながら、オタフクソースさん、キューピーさん、増田採種場さんと連携してイベントをやる流れになりました。8月2日は「嬬恋高原キャベツの日」なので、その日に開催することを決め、準備を進めていきました。

― イベント内容について教えてください。

「なつおこ」という品種のキャベツを使ったお好み焼きとコールスローの試食会です。お好み焼きは、オタフクソースさんが調理・提供し、コールスローは、キューピーさんのドレッシングを提供いただきました。

― 「なつおこ」は、一般的なキャベツとどのように違うんですか?


普通のキャベツよりも水分が少なく、甘みがあり、火を通すとホクホクした食感になって、夏にお好み焼きをおいしくつくるのに適したキャベツです。あまり出回っていない品種です。

― どんな方が来場しましたか?

メインは、観光客ですね。なるべく多くの人に集まってもらえる場所として軽井沢おもちゃ王国を会場に選びましたが、子どもたちが夏休み期間なのもあって、子ども連れのファミリーがすごく多かったです。

― お好み焼きやコールスローを食した来場者の感想をお聞かせください。

採れたてキャベツでつくっているので、「とてもおいしい」という意見が非常に多かったです。小さいお子さんもみんな残さず、召し上がっていました。合計で2,000食が出て、事前に用意していたキャベツが足りなくなって、販売予定のキャベツを調理してもらい、提供しました。

― 今回のイベントを通じて、気づきはありましたか?

オタフクソースさんやキューピーさんといったメーカーさんには、お好み焼きに合う品種やサラダに合う品種といったように、特定の料理にベストマッチするキャベツの品種の需要があることを認識しました。今後のキャベツづくりにも活かしていきたいです。

― イベント開催を経ての感想を教えてください。


出荷時期の夏にイベントをやるのは農家にとってすごく難しいことなんです。ですが、それでも夏にイベントをやることで、一番おいしい時期のキャベツを消費者の方に食べてもらえて、嬬恋キャベツのPRに大きい効果をもたらすと思います。普段、僕たちキャベツ農家は、自分たちのつくったキャベツを消費者が食べる様子を直接目にする機会はないので、今回、たくさんいい反応を見られてつくり手として非常にやりがいを感じましたし、とても価値あるイベントだったと思います。また、このイベントを通じて、オタフクソースさんやキューピーさんとも初めてつながれたことの意義も大きかったと思います。それと、今回のイベント効果なのかはわからないですが、イベント開催後に若い人が新たにキャベツ農家になってくれたことがうれしくて。他の産地では後継者不足が叫ばれていますが、嬬恋のキャベツ農家はまだまだ若手がたくさんいるので、今後もPRイベントを続けながら、次回は今回より多くの若手農家に参加してもらえるといいなと思っています。

― 今後やってみたいことはありますか?

夏に東京や大阪などの主要都市で「キャベツサラダバー」を提供できればと思います。たとえば、大型イベント、大型ライブなどの人が数多く集まるところでキャベツのサラダを無料で提供したいなと。普段食べないような若い人たちに新鮮なキャベツを食べてもらって、「キャベツっておいしいんだな」と心から実感してもらえたらと思います。農業だけじゃなくて、ほかの業界や産業も巻き込んでいけたらさらに素敵だと思いますし、ぜひ実現したいと思います。

ーありがとうございました!

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