みんつまレポート
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嬬恋晴レルヤ2020@「レインボーウィーク」

2020.10.10

嬬恋村をひとつにする、心の架け橋プロジェクト

2019年、台風19号で被災した嬬恋村民の心の復興を目的として立ち上がった「嬬恋晴レルヤ」。2020年には新型コロナウイルスの感染拡大を受け、新たに「助け合い」や「つながり」をテーマに加え、活動を展開。台風災害から1年を迎える2020年10月には、「嬬恋晴レルヤ レインボーウィーク」を実施し、元気な嬬恋の姿を村内外に発信し、村内の「助け合い」や「つながり」の気持ちを確かめ合いました。

  • 【目的】村内の助け合い・つながりの意識づくり、村の元気づくり

  • 【開催日時】 2020年10月10日〜18日 「嬬恋晴レルヤレインボーウィーク」

  • 【コンセプト】「村民の心の復旧と助け合いや繋がりを確かめ合い啓蒙する9日間」

  • 【内容】嬬恋晴レルヤダンスムービー、晴レルヤ落語動画の公開、台風災害写真展の開催など

[ 嬬恋晴レルヤ コンセプトストーリー ]

大型台風の発生や新型コロナウイルスの世界的な流行。
観光・宿泊施設、飲食店や農家をはじめ、
嬬恋村民の暮らしに不安な日々が続いています。
そんな嬬恋村が、前を向いて歩いていくための合言葉「嬬恋晴レルヤ」。
それは、地域を越え、村を越えてつながる「助け合い」の架け橋。
たくさんの思いが幾重にも重なって、ひとつになる。
晴れやかで輝かしい明日が必ず来ると信じて。

No Rain, No Rainbow !
つらいことのあとには、きっといいことが待っている。

「No Rain No Rainbow = 雨が降らなければ、虹は出ない」。
つまり、「つらいことの後には、必ずいいことが待っている」という意味のことわざ。

[ 嬬恋晴レルヤ レインボーウィーク2020 ]

レインボーウィークの過ごし方7ヶ条

〜その1〜
掲げてみよう!
大空の下に「晴レルヤ」フラッグ

〜その2〜
撮ってみよう!
お気に入りの「晴レルヤ」フォト

〜その3〜
大声で笑おう!
上州事変の「晴レルヤ」落語

〜その4〜
一緒に踊ろう!
笑顔で元気に「晴レルヤ」ダンス

〜その5〜
食べてみよう!
期間限定「晴レルヤ」メニュー

〜その6〜
思い起こしてみよう!
台風19号災害のこと

〜その7〜
いつもココロに!
「No Rain, No Rainbow」

[ 嬬恋晴レルヤ ダンスムービー ]

延べ400人以上の村民による、踊りと笑顔と元気で繋がるダンスリレー動画
楽曲提供:HY「no rain no rainbow」
ダンスの振り付け:JICA海外協力隊のメンバーたち

リーダーインタビュー

嬬恋晴レルヤ2020
サポーター代表:久保宗之研究員
嬬恋村役場 職員

ー 「嬬恋晴レルヤ」が立ち上がったきっかけを教えてください。

台風19号災害から2週間後、嬬恋村役場のある職員から「村内に一体感を生み出せるようなグッズを作って、その売上金を寄付として復興に充てたい」と相談があり、それを形にしようと動き出したのがきっかけです。このドネーショングッズのアイデアは実現には至りませんでしたが、その中で村外のクリエイティブ・プロダクションASTRAKHANの洲崎さんに協力いただきながら、「嬬恋晴レルヤ」のネーミング、「No Rain ,No Rainbow !」の言葉を添えたロゴマークといった「嬬恋晴レルヤ」のシンボルが出来上がりました。そして12月に世にリリースし、コンセプトを記したロゴステッカーを作って各所に配布したり、ロゴマークを誰でも使えるよう役場のホームページにアップしました。それ以後は、台風からの復興という目的のもとに、キャツ研メンバーで「嬬恋晴レルヤ」としての新しい取り組みについてアイデアを出し合っていくようになりました。

ー 「嬬恋晴レルヤ」の展開について教えてください。

被災から半年後に「嬬恋晴レルヤ」として台風復興イベントを開催しようという話が出て、準備を進めていました。しかしその矢先、新型コロナウイルスが猛威を振るい始めたんです。結局、コロナ収束の目処が立たず、イベント自体の開催が困難な状況下で開催は取りやめになりましたが、2020年10月の「嬬恋晴レルヤ レインボーウィーク」につながっていきました。

ー コロナ禍で「嬬恋晴レルヤ」に新しい意味が加わったんですよね?

新型コロナウイルスの感染拡大で、村内の飲食店や観光・宿泊施設が大きな打撃を受けました。そこで、「嬬恋晴レルヤ」に台風からの復興に向けてだけではなく、未曾有の災害や危機の中でも、村民同士、そして村民と村外の人たちとの「助け合い」や「つながり」を大事にして前に進むための取り組みとして再定義したんです。

ー 「嬬恋晴レルヤレインボーウィーク」について教えてください。

台風被害から1年後に行ったのが「嬬恋晴レルヤ レインボーウィーク」です。期間中は「ダンスムービー」のほかに、群馬県出身の落語家ユニット・上州事変さんによる「晴レルヤ落語」の公開、台風災害の写真展など、1年前を振り返りつつ、元気に前に進んでいる嬬恋の姿を村内外に発信し、その中で「助け合い」や「つながり」の気持ちをもう一度確かめ合いました。

ー 「嬬恋晴レルヤレインボーウィーク」に関して、印象的だったことを教えてください。

「嬬恋晴レルヤレインボーウィーク」期間中に公開した「嬬恋晴レルヤダンスムービー」の制作です。キャツ研メンバーである松本もとみさんからの「村民がダンスリレーするムービーをつくりたい」という提案から始まりました。コロナ禍で村中が元気をなくす中、このムービーが村の元気を生むことにつながるはずだという思いで、メンバーみんながすぐに「やろう、やろう」って盛り上がりました。動画づくりが始まると、撮影場所をどうするか、HYさんの楽曲「no rain no rainbow」の使用許可をいただけるのか、どんな人に出演してもらうか…など、完成までにはメンバーの間で数々の議論を重ねました。そして、いろんなドラマもありました。コロナウイルスの感染拡大で帰国を余儀なくされたJICA海外協力隊のメンバーたちが一緒にダンスの振り付けを考えてくれたり、撮影のサポートをしてくれたのもとてもありがたかったです。HYさんをはじめ、新たなつながりが生まれたこともよかったですね。

ー 「嬬恋晴レルヤ ダンスムービー」の反響はいかがでしたか?

さまざまなところから非常にいい反応やうれしい感想をいただけました。動画を観た人で「私たちも出たかった」という声を本当にそこかしこで聞き、驚きましたね。村民、嬬恋村出身者、遠く離れた場所で嬬恋を気にかけてくれている方まで、多くの人に「嬬恋村は元気でやっている」というメッセージをちゃんと届けられたかなと。また、「知らない嬬恋の景色が見られた」という感想もあり、嬬恋に「行きたい」よりも「住みたい」と思う人がきっと増えたと思います。村内でも「この村に嫁いでよかった」「嬬恋村民でよかった」という声があり、すごくうれしかったですね。結果として、村で制作した動画の中で最高の視聴回数を記録しました。僕自身何回も観て、再生回数アップに貢献しました(笑)。

ー 今後の「嬬恋晴レルヤ」でやりたいことはありますか?

台風19号からの復興イベントは、いつかやりたいと思っています。僕自身が「嬬恋晴レルヤ」で何かを実現したいというよりは、村民のみなさんそれぞれに「嬬恋晴レルヤ」をどう活かしてもらえるかが大事だと思ってます。「嬬恋晴レルヤ」ステッカーをヘルメットに貼って、スキー競技でインターハイで入賞したという高校生の話を聞いてうれしかったんですが、これと同じように、このマークを見ると「元気に頑張ろう」って思ってもらえたら僕としてはすごくいいなと。コロナが収束しても、「嬬恋晴レルヤ」は「助け合い」や「つながり」をベースに村民がひとつになるよりどころになっていければいいなと思います。

ーありがとうございました!

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